「気」という漢字は、もともと「氣」という漢字でした。
中身はお米。
八方に広がるエネルギー
そして、食べ物(米)が気の源であることを表していると私は考えます。
「気」とは古代中国の思想から生まれた概念で、
すべての物は気から生まれ、人の生命活動をも維持しています。
目に見えない物なので、なんじゃそりゃ?と思う人もいるかもしれませんが、
エネルギー、パワーと表現すると、わかりやすいでしょうか。
東洋医学では、子どもが生まれる時、
お父さんとお母さんから「気」を貰うと考えられています。
これを「先天の精(せんてんのせい)」と言います。
気が尽きると、人は死を迎えます。
気が尽きないように、人は食べ、消化吸収し(水穀の精微)、
空気(精気)を吸って気を補充します。
これを「後天の精(こうてんのせい)」と言います。
反対に考えると、
お父さんとお母さんの気が満ちる事で、子どもは生まれ、
よく食べ消化吸収し、良い空気で呼吸することで、命は維持されます。
日本の若者の気が満ちなければ、少子化は進むばかり。
日本全体に気が満ち満ちて、
安全な食べ物ときれいな空気の中で暮らせたなら、
子どもはおのずと生まれてくるのではないかと、おばさんは思っています。
そんなこんなで、毎日、せっせと子ども達に、
気が満ちるようなご飯を試行錯誤し、食べさせております。
このあたりは、薬膳カテゴリーとして書いてみます。
気のお話は、まだまだ書けそうです。